診療案内
アレルギー性結膜炎
結膜とは上下のまぶたの裏側と白目を覆っている膜です。
アレルギー性結膜炎とは、異物に対して結膜が過剰反応を起こし、炎症を起こした状態です。
非常に多い疾患です。
●症状
かゆみ、目やに、充血、ゴロゴロ感
●原因
| (1) |
花粉 |
| |
花粉症です。春のスギ花粉、秋のブタクサなどが有名です。季節性があります。 |
| |
|
| (2) |
ハウスダスト、ダニ |
| |
家の中のほこりやダニが原因になります。一年を通して症状があります。 |
| |
|
| (3) |
コンタクトレンズの汚れ |
| |
ソフトコンタクトレンズ、2週間使い捨てレンズ、1ヶ月使い捨てレンズで起こりやすく、コンタクトレンズがくもったり、上にずれやすくなります。
|
●治療
抗アレルギー作用のある点眼薬、内服薬を処方します。症状が強い場合はステロイドの点眼薬を使う場合もあります。
予防としては、花粉症の場合、マスク・ゴーグルを使用する、ハウスダスト・ダニの場合、部屋の清潔を心掛けたり、ふとんを干したりすることも大切です。
コンタクトレンズの汚れが原因なら、メガネに代えたり、1日使い捨てコンタクトに変更する必要があります。
ドライアイ
涙の働きには (1)乾燥防止、(2)ゴミや埃などの洗浄、(3)細菌やウイルスの殺菌、(4)角膜への栄養補給 があります。
ドライアイは、この涙が乾いて目に傷ができたり、炎症を起こしたりする状態です。
●症状
目の乾き、痛み、充血、ゴロゴロ感、目が疲れやすい
●原因
| (1) |
涙の量が少ない |
| |
|
| (2) |
涙の質が悪く、蒸発しやすい |
| |
|
| (3) |
その他 |
| |
・ | 瞼裂が広い(目が大きい) |
| |
・ | コンタクトレンズ使用 |
| |
|
コンタクトレンズを装用すると涙が蒸発しやすくなります。 |
| |
・ |
冷暖房がきいている |
| |
・ |
風が目にあたる |
| |
・ |
パソコンなど目をよく使う |
| |
|
物をじっと見ているとまばたきの数が減ります。
まばたきをした時に涙がでるため、そのまばたきが減ると、涙の分泌も減ります。 |
●治療
涙の量や質を調べ、目を潤す点眼液を使用します。
乾燥がひどい場合は涙点プラグという目から涙の出ていく穴をふさぐ治療法も行います。
また環境にも気を付けなければいけません。暖房が効いていれば加湿器を使用したりすることも必要です。
ものもらい(めいぼ、めぼ)
その他、めばちこ、めんぼ、めもらい、おひめさん など地域によって様々な呼び方があります。正式には麦粒腫といいます。
●症状
まぶたの腫れ、発赤、痛み
●原因
ブドウ球菌などの雑菌がまぶたの分泌腺に感染して起こります。
●治療
抗菌の点眼薬や内服薬を使用します。
腫れが強い場合には切開して膿を出す方が早く良くなります。
不衛生にしていると起こりやすいので、よく起こる方は予防として、目の周りを清潔にしておくように心掛けて下さい。
流行性結膜炎(はやり目)
アデノウイルスの感染によって起こる強い結膜炎です。結膜だけでなく角膜(黒目)にも炎症が起こることもよくあります。
●症状
強い充血、痛み、ゴロゴロ感、風邪様症状
●原因
アデノウイルスの接触感染によって起こります。
●治療
アデノウイルス自体に効く薬はないので自分の免疫で治すしかありませんが、細菌感染を併発しないように、抗菌の点眼液と炎症を抑えるためにステロイドの目薬を使用します。
非常に他人にうつりやすく、接触によって感染するので、目の周りを触らず、タオルなどは家族のものとは別にし、手洗いを励行して下さい。
また、幼稚園や学校は休んで下さい。
疲れ目、眼精疲労、VDT症候群
疲れ目とは休憩によって症状が治まるものをいい、眼精疲労とは休憩しても症状が残るものをいいます。
●症状
目の疲れ、かすみ、充血、鈍痛、視力低下、頭痛
●原因
| (1) |
目自体の問題(近視、遠視、乱視、老視など) |
| |
|
| (2) |
環境の問題(VDT作業、近業、乾燥など) |
| |
|
| (3) |
心的ストレス |
●治療
眼鏡・コンタクトレンズ使用、ビタミンB12点眼液の使用などを行ないます。
環境や心的ストレスが原因の場合、それを取り除く、もしくは軽減することが必要です。
| ★ |
VDTとは Visual Display Terminals の略でコンピュータやテレビゲームなど画面を表示する機械のことをいいます。
VDTを長時間見ることによって眼の疲れ、ドライアイ、首・肩・腕などの痛みを生じることをVDT症候群といいます。 |
緑内障
緑内障とは眼圧(眼内の圧力)が高い事などが原因で視神経が障害を受け、徐々に視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
40歳以上では20〜30人に1人いると言われています。
●症状
徐々に視野が欠けていき、進行すると視力も低下します。
最初は自覚症状がないため気付かないうちに症状が進んでしまうことがあります。
●原因
眼の中には栄養などを運ぶ房水という液体が流れています。房水は毛様体でつくられ、シュレム管から排出されます。
緑内障の原因の1つとして、この房水が排出されにくくなり、眼圧が上昇し、その圧力で視神経が障害されることが考えられています。
●治療
| 点眼薬 | ・・・ | 眼圧を下げる目薬を点眼します。
最初は1種類の目薬で様子を見ながら、途中で2〜3種を併用することもあります。 |
| レーザー | ・・・ | レーザーを虹彩にあてて穴を開けたり、線維柱帯にあてて房水の流出を促進させます。 |
| 手術 | ・・・ | 房水の流れを妨げている部分を切開し、流出路をつくって房水を流れやすくする方法や毛様体での房水の産生を抑える方法などがあります。 |
近視、仮性近視
近視とは目に入ってきた光が網膜により手前で像を結び、物がぼやけて見える状態です。
治療はメガネやコンタクトレンズを使用して矯正します。
仮性近視とは、近くを長く見続けた結果、目が緊張して、一時的に近視の状態になっている状態で、近視になりかけの状態といえます。この場合は、近くを長く見続けることを控え、目の緊張をとる点眼薬を使用することで改善する場合があります。
ですから、見えにくくなったからといって、メガネ屋さんに行ってすぐメガネをつくるのではなく、特にはじめての場合は眼科で検診を受けるようにして下さい。